ゆうかんひろやん!こちらデス目デス

カテゴリ: 予想の組み立て方

■スタート展開の読み

予想を組み立てる際、最も重要なのが、スタート展開の読み
誰が先行するのかを読むことで、軽ハンデ勢が絡む穴車券を狙いやすくなる

例)
1号車  ハンデ0 ST-20
2号車  ハンデ0 ST-15
3号車  ハンデ10 ST-11 
4号車  ハンデ10 ST-17
5号車  ハンデ20 ST-22
6号車  ハンデ30 ST-13
7号車  ハンデ40 ST-14
8号車  ハンデ40 ST-11
※ST=スタートタイミング

上記を例としたスタート展開をご説明

まず、ハンデ0のスタート争い
1号車のSTは20とかなり遅い
それに対し、2号車のSTは15と早いため、スタートは先行する可能性が高い

次にハンデ10のスタート争い
3号車はST-11と非常に早く、インコースから先行すると見られる
場合によっては、前の車を捕まえる可能性もある
上がりタイムが早い選手の場合、独走となるケースも

逆に、4号車は3号車についていくようなスタートが切れると、エンジン状態によっては逆転する可能性も考えられる
ただし、STは17と早くはないため、スタートで差が付けられる危険性のほうが高いとも見て取れる

5号車は単独ハンデ20なものの、STは22と遅い
したがって、後ろの車に食われないかどうか、という予想をする必要がある

6号車も単独ハンデだが、STは13
よって、5号車をスタートで食う可能性が非常に高い

最後は、ハンデ40のスタート争い
ST-14、11とどちらも比較的早いが、7号車がインコースからの発進となるため、8号車は後手を踏む可能性が高い

よって、1周回1コーナーのスタート展開は、
②③①④⑥⑤⑦⑧
と読むことが出来る

■レース展開の読み

レースの展開を読む場合、各選手のコース取りに注目する

選手はそれぞれ、
・インコース
→捌きが安定&後ろを抑えるのが上手い
・センターコース
→標準的な捌きの腕
・アウトコース
→大きなコース取りなため、捌きが不安定なケースも
・自在型
→捌きが上手く、追い上げる展開が見込める
の4パターンからレースを組み立てる

例)
1号車  ハンデ0 イン
2号車  ハンデ0 アウト
3号車  ハンデ10 センター 
4号車  ハンデ10 アウト
5号車  ハンデ20 自在
6号車  ハンデ30 イン
7号車  ハンデ40 イン
8号車  ハンデ40 アウト

スタート展開:②③①④⑥⑤⑦⑧
上記を例としたレース展開をご説明

2.3号車が先行したあと、1号車は3番手に下がる
この時、4号車が後ろにつける形だが、走るコースはアウト(外目)
そのため、エンジン状態によっては、1号車を捌くのに、もたついてしまうことも
また、前の2車は、どれくらいのペースで逃げるのかも考える

5号車は、スタートで6号車に叩かれてしまうが、捌きの安定した自在型なため、追い上げる競争も期待できる
そのため、5号車がスタートでどこまで後手を踏むのか、また6号車はどのタイミングで前を捉えられるのか(2周回目に4号車を捕まえる、など)といった予想をする

後ろ2車は、7号車が先行したあと、インから抜き上がってくる競争
8号車はスタート後手を踏んだあと、どのタイミングで7号車を捉え、前を追う競争が出来るのかを考える
この時、7.8号車の試走タイムにあまり差がない場合、2車でガチャガチャ争ってしまい、前残り濃厚の競争となるケースも多い


ハンデが重い選手(ランキングが上位)だからといって、後ろから捌くのが必ずしも上手い訳ではない
選手のコース取りにも注意しながら予想をしよう

■車の仕上がり具合
車の仕上がり具合は、過去10走の成績から判断する

▽仕上がりの見分け方
レース展開によって、車の仕上がり具合が参考となる
ただし、初日の場合、比較対象が前開催となるため、過信は禁物

軽ハンデで逃げる選手の場合、単独で抜け出した場合の上がりタイムがポイント
反対に、後ろから追い上げる選手は、捌き(インコースの突っ込みやまくりなど)がスムーズだったのかを、リプレイなどからチェックする

※過去のレースは、ネットスタジアムから確認できます
上記サイト内、会場ごとの「リプレイ」から参照

▽タイヤも重要
車の仕上がりは、エンジンやタイヤによって変わる
エンジン状態が安定していても、悪いタイヤを装着している場合、試走タイムほどの勢いがないことも

統一タイヤに変更となった現在、良いタイヤ・悪いタイヤというのは発表されないが、CS放送の中でタイヤのコンディションを紹介するケースもあるため、聞き逃さないようにすることが大切

▽前開催との比較時
前開催との比較する際、走った時間帯や走路状況、ハンデ位置なども考慮することが大切

例えば、前回は伊勢崎のナイター開催で走り、今回はハンデ重化した上で浜松の昼間開催を走る場合、
・走ったレース場が違う
・ハンデが違う
・ナイターと昼間とで、走路温度が違う
という3つの違いに気をつけなければいけない

前回と今回、同じ試走タイムだったとしても、必ず好走するわけではないので注意が必要

■過去の実績
試走タイムが劣勢であっても、過去の実績から予想を組み立てるのも一つの方法
「以前、逃げ展開になったとき、いい粘りを見せたな」
「試走タイムが出たとき、安定した捌きを見せたな」
「30ハンデのこの位置なら、一気に前の車を潰せるかも」
といった記憶が万車券の鍵にも繋がる

特に、川口ナイターやミッドナイトの場合、消音マフラーが得意・不得意とはっきりとすることも
開催中、試走がまったく出ていなくても、「消音マフラーなら頑張れる」と見るなら、穴の1者として狙い続けてもよい

■ハンデ位置

オートは他の公営ギャンブルとは異なり、ランクによってハンデ位置というのが設けられている

▽ハンデの決め方
一般開催の場合、S級~A級上位の選手が最重ハンデを背負う
次いで、
A級中位>A級下位≧B級上位>B級中位>B級下位
という順に、10メートルずつハンデが軽くなる

▽ハンデ位置が逆転?
ハンデ位置は下記のように、各階級の下位と上位の選手が同じ、もしくはハンデ位置が逆転するケースもある

例)
1号車 B-80 ハンデ0
2号車 B-30 ハンデ0
3号車 B-15 ハンデ10
4号車 A-200 ハンデ10
5号車 A-150 ハンデ20
6号車 A-95 ハンデ30
7号車 A-2 ハンデ40
8号車 S-15 ハンデ40

1号車と2号車はB級の中でも50位の差があるものの、ハンデは一緒
よって、2号車が有利なハンデという見方が出来る

逆に、3号車と4号車は、B級・A級と階級も違うが、同じハンデ10
つまり、3号車のハンデはやや不利、4号車が有利なハンデと見て取れる

ハンデ位置の調整は、同じランク内であっても、近況の着順によって変動されるため、車券を購入する際には注意が必要

▽ハンデは毎レース同じではない
ハンデは番組ごと、つまり組まれる選手によって変わる
例えば、A級中位の選手が4名、S級の選手が4名という場合、0-10といった単ハンデ戦になるケースが多い

また、A級上位2人、S級上位6人といった場合、0オープン(枠番抽選)、10オープンといった形で、一律のハンデを組むケースもある
枠番抽選となった場合、1号車からランク順で番組が組まれないため、注意が必要

■スタートについて

ハンデ同様にレースの鍵となるスタート
選手ごとの特徴を覚え、誰が先行するのかを見定める必要がある

▽スタートタイミング
オートでは、スタートの早さをスタートタイミングという形で表示
大時計が0を示したあと、アクセルを踏むまでの間を計測
また、直近のスタートタイミングを”平均スタートタイミング”として計測されるので、予想の組み立て時に参考となる

▽スタートの実績
数値だけではなく、スタートの安定感というのも大きなポイント
スタートの切れ具合は、実績で判断するのがベター
平均スタートタイミングが.11以下の選手は、安定したスタートを切れる

予想時、スタートの区分けをする場合は、
・スタートが切れる(安定している)
・スタートが切れない(基本的に遅れる)
・スタートはムラ(切れる時と切れない時がある)
といった見方をするとよい

▽エンジンによって変わる?
普段スタートが切れない選手であっても、エンジン状態が良好な場合、枠なり以上に切れることも
初日からは判断できないが、準決勝などの予想を組む際には、予選時のスタートタイミングを確認しておく

▽スタートの切れやすさ
ハンデ位置によって、スタートの切れやすさが異なる

・ハンデ0オープン
スタートラインからゴール線までの距離が短いため、一般的にインコースにいる選手がスタート有利

・ハンデ10オープン
一見ハンデ0のように、インコースが有利にも思われる
しかし、外からカマしスタートを決められる選手がいる場合、1コーナーに入る手前で食われてしまう可能性も
競艇同様、センターから壁になる選手がいるかどうかが肝となる

・ハンデ40ライン
ハンデ40ラインのインコースは、ハンドルを曲げないまま発進出来るため、スタートが切りやすい

・ハンデ50以降
ハンデ50ライン以降は、よほどスタートの早い選手がいない限り、枠なり発進の可能性が高い

▽単独ハンデは狙い目
例で挙げた中で、6号車は単独ハンデ30という位置
したがって、同ハンデ内でのスタート争いをする必要がなく、マイペースにスタートを切る事ができる

▽湿・斑は注意
湿走路や斑走路といった不安定走路の場合、通常よりもスタートが慎重になるケースも
基本的には枠なり発進と見るのがベター
その中でも、雨巧者と呼ばれる選手がいる場合、平均スタートタイミングが遅くても一発を狙ってくるケースがある

■基本的な予想の決め方

予想を組み立てる場合、基本的に下記を参考とすることが多い
6)選手間の相性(○○選手は××選手を抜くのが苦手など)
7)選手のコンディション(落車明けなど)
※あくまで管理人の個人的な見解です。

重要度は、
ハンデ位置&スタート展開の読みレース展開の読み車の仕上がり具合近況の実績試走タイム&走路のコンディション選手間の相性選手のコンディション

試走タイムが出ても、ハンデ位置が悪く、スタートで後手を踏むようであれば、予想時の評価は下げざるを得ない
逆に、試走劣勢だとしても、前日の上がりタイムから車の仕上がっていると考え、スタート先行できると見れれば、車券の軸として考えても面白い
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10月1日 追記:

■選手のタイプ

選手のタイプは以下のように区分けできる
一発屋
→スタートから先行し、自分の展開(逃げ)に持ち込む
押し切る競争をすると、試走タイム以上に健闘することも
しかし、スタートが決まらない、もしくは格上選手に捌かれると、あっという間に8番手へ下がる
逃げ
→ハンデ位置を活用し、早め先頭に抜け出して逃げを図る
一発屋と違い、捌かれたあとも粘るため、試走タイムが悪くとも2.3着に残すことも
しかし、捌く腕があまりないため、ハンデ重化すると凡走する可能性が高い
追い上げ
→ハンデに関係なく、1車1車捌いてくる
試走偏差も小さい傾向にあり、着も残しやすい
ただし、前の逃げ選手が早く抜け出してしまうと、あっけなく着外になることも
・それ以外の選手は、良くも悪くも試走通りに走る

■車券の買い方

自分が読んだ展開より、着に絡むと読んだ選手をピックアップしたあと、下記のいずれかから購入
頭固定
→前が大逃げ、もしくは自在型が頭を取れると読む場合
紐は2着2~3車、3着2~7車までと手広く狙える
例)8-23-2345、7-56-12456など

紐固定
→逃げ選手の粘りや、追い上げ選手が着を残すと読む場合
頭は2車、3着紐を3~4車で買うのがベター
例)58-4=658、47-3=4678など

別展開
→自在型と一発屋、それぞれの頭があると読む場合
紐は2着2~3車、3着は2~4車程度に収めるとガミりにくい
例)一発屋が4号車とした場合、
4-23-238(一発屋が抜け出す競争)
8-23-235(4が進まず、横の5が着に絡む、という読み方)

紐変動
→スタートの展開により、紐を変動させるパターン
紐は2着1~3車、3着は1~4車程度に収め、それぞれ配当を振り分ける
例)2.3がどちらも一発屋、6.7が追い上げの場合、
本線で厚く買う8-26-256(2が抜け出し、6が追い上げる)、
抑えで買う8-3-67(3が抜け出し、6.7が順当に上がってくる)、
穴として豆券で買う8-6=7(一発屋がどちらもやらない)
など

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